今年の白菜は昨年に比べて虫の被害も少なく、とても大きく育ってくれていて嬉しいです。日が短くなって畑が少し寂しい雰囲気になってきましたが、大きな白菜があると彩りを添えてくれます。
後ろに見えるのは秋じゃがの「デジマ」です。今年初めて秋じゃがに挑戦してみました。夏のじゃがいもは元気いっぱいって感じですが、秋じゃがはなぜか可愛らしく見えます。収穫まであと二、三週間なので楽しみです。
炭素循環農法での土作りには2年半くらいかかると思っていたのですが、1年半くらいでここまで育ちました。肥料をよく吸い、根を深く伸ばすトウモロコシを植えたのが良かったのかなと思っています。
畑の様子と「エコ菜園」の看板を見て、近所の畑の大先輩が「話を聞きたい」と言ってくださいました。この方は80歳近くですが、野菜や難しい苗作りもお手の物で、頭の回転も速く好奇心旺盛、とても若々しいんです。本当に尊敬の念しかありません。
学校や会社で、たった数年違うだけで先輩風を吹かされることも多いですが、そんな中で、おそらく野菜作り50年も先をいく大先輩が、きっと点にしか見えないようなひよっ子の話を聞きたいと言ってくださるなんて…これこそが真の職人で、謙虚さと実力を兼ね備えた「できる人」だと感じました。こういう方のようにならなければ、どれだけ経っても本当に良いものは作れない、そう強く思いました。