
畑もすっかり春の装いになってきました。
この前、マルチを剥いで土の中の菌ちゃんの様子を確認したところ、今年も順調に活動してくれているようです。
とはいえ、今年の育苗は大失敗…。植えられる苗がほんの少ししかありません。
それでも、苗を植える作業はやっぱり楽しいので、また買い足して植えようと思います。
先日は、友人が畑に遊びに来てくれました。彼も土いじりが好きで、自宅の家庭菜園でハーブを育てているんです。そんなわけで、ある程度は野菜の話も通じる仲。そこで、私は張り切って「菌ちゃん農法のすばらしさ」を語ってみたんですが…うまく伝わらない!
私も最初はそうだったんですが、「肥料を使わなくても野菜が育つ」「むしろ肥料を与えるより元気に育つ」「虫がつきにくい」「栄養たっぷり」なんて話、にわかには信じられないんですよね。
一生懸命説明しても、「そんなうまい話あるわけない」って、まるで詐欺師のような気分になってしまいます(笑)
なので今回は、一緒にレタスとキャベツの苗を買って、それぞれの畑に植えてみることにしました。育ってきたら、比較の写真もアップしたいと思います。今からとても楽しみです!
もう一つ、キャベツのお話を。
昨年、庭の小さな畑に9月ごろキャベツを植えて、秋から冬にかけて、食べたいときに収穫していました。
そんな中、YouTubeで「キャベツは収穫したあと、そのままにしておけば脇芽が出て、また食べられる」と紹介している自然農法の方(四国の方でした)の動画を見ました。
「西日本は冬でも温かいから何度も収穫できるんだろうな。でも、信州の冬は寒いし、さすがに無理だろうな」なんて思っていたんですが——
なんと!うちのキャベツにも脇芽が出てきたんです!
知り合いの中でも、こんな話は聞いたことがなかったので、かなり驚きました。
あれこれ考えてみたんですが、菌ちゃん農法や自然農法では、肥料を入れ直したり耕したりしないので、逆に自然なかたちでこういう現象が起きやすいのかな?と推測しています。
今から育てるとして、キャベツの栽培期間は60日くらいだったはず。
ということは、6月、8月、10月と、3回くらいは収穫できるかもしれません!
しかも今回は、根がしっかり残っている状態なので、初期から菌ちゃんの栄養をしっかり受け取れます。
苗をポットから移植した場合は、一度弱って根が活着するまでに時間がかかりますが、今回はその心配も少なそう。
おまけに、初期の弱りがないぶん、虫に食べられるリスクも減るのでは?と予想しています。
毎年、こうした小さな発見があるからこそ、家庭菜園はやめられませんね!
今年もたくさんの気づきを楽しみに、畑に向き合っていこうと思います。
