炭素循環農法では、雨対策が必須です。
これから梅雨になるので以前の大雨の時ような、水溜まりが続く事があってはいけません。ですので、対策としてこの雨の時に雨が溜まってしまった所に深い穴を掘って、もみ殻を入れています。この方法は、昨年ここに雨が溜まることを知って、色々調べた結果なんです。
色々調べていると畑の土がフカフカの土になれば土が雨を吸収するだとか、気長なことが書いてあることが多いですが、一年に一回しかチャンスのない野菜作りに、理想ばかり並べても現状はなかなか変わらないと思うので、試しに穴を開けたら成功しました。(一年前は、水が引くのに何日も要しましたが、今は少し溜まっても一日もあれば、なくなっています)
推測の話になるんですが、元々田んぼで粘土質な土だという事と、畑の土には耕盤層という硬い層があります。この層は、私の借りてる畑で言うと、粘土質の土が硬くなり、バケツの底ようになっていてなかなか水が捌けないんだと思います。なぜそう思うのかというと、昨年穴を掘ると1.2メートルぐらい掘った所の土がとても硬く、腐った臭いがしました、これは、生ゴミ堆肥やぼかし肥料を作っていた時、水が溜まり微生物が呼吸のできない状態では簡単に腐敗することを体験していたからで、長年の堆肥などの有機物が地下で溜まり腐っているんだと思いました。
今では新しく穴を開けても腐った臭いはしません、耕盤層に穴を開けて水はけをよくし、空気を入れ、硬いもみ殻が徐々に微生物のエサになる事で、水はけが改善して土も改善するんだと思ってやっています。