以前、ブログで長野県の伝統野菜の話をしましたが、篠ノ井に向かう途中の信州新町の道の駅で『小森ナス』を発見しました。この小森ナスは長野市篠ノ井小森地区原産の伝統野菜で、地域の夏の定番『丸ナスおやき』の具材として食べられてきたそうです。昨年の情報だと、生産者が減っていて、一軒の農家と更級農業高校だけが栽培していて、生産者を増やし伝統を守る取り組みが行われているそうです。推測ですが、このへたにあるトゲがスーパーなどのクレームにつながってしまうんじゃないのかなと思います。
そもそも、私が信州新町・篠ノ井に出向いた理由はある日本酒を買うためです。『二兎』というお酒なんですが、私の父の出身である愛知県岡崎市に酒蔵がある、丸石酒造で「二兎追うものしか二兎を得ず」をコンセプトに、「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」、「甘と辛」、「入りと後味」、「複雑と綺麗」など、一見すると二律背反する二つのコトガラが最高のバランス・味わいになるように造っているそうです。コレが本当に美味しくて、一本を買うのに片道一時間のドライブです。
何が言いたいかというと、二つあります。一つは『父の地元であろうと良い物であれば、片道一時間かけて買いに行く人がいる』、この地元愛みたいなもの。ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、投資家で有名なウォーレンバフェットも投資する基準として持っていたものだと、本で読んだことがあります。要は、アメリカ人に愛されたコカ・コーラが『ペプシチャレンジ』のようなピンチでも、戦争、恐慌、沢山のピンチがあったと思いますが、結果どうなったのかという話です。もう一つの言いたい事は、やめました、書けません。
『小森ナス』にも、伝統を守る活動が広がって、トゲはあるけど地元に愛されるナスとしてスーパーなどでも沢山扱われ、生産者が増えるのを心から願っています。食べたらまた投稿したいと思います。