
最近苗が高いですよね。
自宅で苗を育てていると、どうしてもスペースが足りなくなります。発芽しなかったポットがあると、「せっかく土も買ったのに…」と、なんだか損した気分に。貧乏性のせいか、「もしかしたらそのうち芽が出るかも?」と待ち続けてしまい、気づけば時期を逃して「ああ、蒔き直せばよかった…」と後悔したことがあります。
そんな失敗を減らすために、発芽率を高める方法として『めんどり催芽』をやっています。今回は、そのやり方を簡単に紹介します!
準備
- 種
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トマト ナス ピーマン など、袋の裏を見て発芽温度が高い物
- 油性マジック
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水性マジックで書いたら、文字が消えてなんの種かわからなくなりました
- キッチンペーパー
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ティッシュでは柔らかすぎるのでやめた方がいいと思います
- 水 トレーまたはお皿
- ジップ付き袋
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写真を見ていただくとわかると思います、100円ショップに売っているので、ポケットに入るサイズの物を買いましょう。
- 土
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色々な種類の、種まき用の土が売っていますが、私は柔らかいタイプの、微量な肥料が入っている物を使っています。普通の培養土や無肥料にこだわれる方は、畑の土でやっている方もいらっしゃいます。

『めんどり』催芽の手順
準備ができればあとは簡単です。
ぽたぽたたれると思うので、軽く絞ってお皿の上に広げます
種の量にもよりますができるだけ重ならないようにすると、根が出た時に絡まるのを予防できます。

上記にも書きましたが、トマトの種がなんの種類なのかわからなくなった事があります。実がなるまでなんなのかわかんないので、間違えないように気を付けましょう。
ポケットに入れて、一日に一回は確認しましょう、空気を入れる意味と根が育ち過ぎるのを防ぎます。一週間あれば根が出てきます。
種三つ分の深さの穴を開け、種をまいて土をかぶせます。芽が出てくるまで土を乾かしてはいけないので、新聞紙をかぶせておくといいと思います。下の写真は、土に植えて5日後のナスとトマトの芽です。完璧ではないですが、発芽率はかなり高くなりました。

まとめ
近年、苗の価格が上がっており、家庭の負担も大きくなっています。私の畑では、夏野菜だけでも約200本の苗を植えます。トマトのように高価な種もありますが、葉物の種は比較的安く購入できます。
今年の私の種の購入費は約7,000円。これに土やトレー、送料を加えても総額1万円程度です。しかし、もし苗を購入するとなると、1本平均150円としても3万円はかかります、近年ではもっと高いんではないでしょうか。さらに、慣行農法では肥料代も必要になります。
…とはいえ、経済的な話ばかりではなく、野菜作りの本当の魅力は「楽しさ」です。種から育てた野菜には、苗から育てたものとは比べものにならないほどの愛着が湧きます。たとえ失敗しても、その過程が学びになります。ぜひ、種から栽培に挑戦してみてください!