庭のトマトを見たら風の影響で支柱にしている麻ひもが取れてトマトが折れていました。
このトマトはアップルベリーと言ってリンゴの形をした、とても珍しい品種で大事にしていたんですが自然にはかないません、こういう時は折れてしまった茎をつなげて麻ひもでぐるぐる巻きにします、人間でいうギプスです。
野菜の苗には接木苗というものがあって、小さい苗の時に、強い野菜の根と育てたい野菜をつなげ、育てやすくした苗があるぐらいなので、普通にくっつきます。
家庭菜園をやっている方は当たり前に買うあの値段の高い接木苗、菜園を始めた頃は、値段高いけど、こんなことが人間にできたらケンタウロスみたいなもんだもんな、そりゃこの子はリレーの選手になれるわ、野菜ってすごいな!と感動したのを覚えています。
この苗の使い道は、狭いところで家庭菜園をやっていると、栄養や微生物などが偏り、人間の作った、いわば不自然な土になってしまう事が多くて、そのため『安心のため、連作障害(同じ場所で同じ科の作物を繰り返し栽培することで生育不良や病害が発生する現象)の対応に接木苗を使おう!』なんて、『暑い時は帽子をかぶろう』ぐらいよく言われます。
最近の私はこのフレーズが、『私が荒らしたこの土じゃあ普通の野菜では育たないから、あとはトマト君、私の家族の為に下半身をカボチャにしてね、お金かけてあげてるんだから、できるでしょ?みんなが私の美味しい野菜を期待しているんだから』に聞こえ、、作り手の傲慢さを感じるようになり、接木苗だけをあてにするのではなく、土などの環境が大事なんだと思うようになりました。
だれだ大根の葉っぱ捨てたの